山梨のロゼワイン 98WINEs 霜(SOU)ロゼ2021
なんとも個性的なラベルのワインです。
しかも、思いもかけない方からいただいたワインです。だってその人、全くアルコールを飲まない人なのですから。わざわざワイナリーに行って買ってきてくれたというのですから感激です。おいしくいただきました。
とにかく開けてみよう!
抜栓してまずは色。きれいです!写真よりもずっと明るくてかわいい色でした。そして、とってもフレッシュな感じです。爽やかないちごの香りが心地よく漂ってきます。ワインというよりはジュースに近い香りの印象をもちました。
飲んでみると思ったよりもずっと辛口です。
実は最近あまりロゼワインは飲んでいません。味に個性がなかったり、食事と合わせるには少し甘すぎたり頼りなかったりするロゼワインに当たることが多い気がするから積極的に買おうとは思いませんでした。
でも、これはちょっと違います。とにかく辛口ロゼというだけで、どんな食べ物にも合うし、しかもワインの存在感もあります。いちごの香りと味が口の中に広がります。さっぱりとドライです。少し苦みも感じて、それがまたいいのです。
ワインそのもののおいしさも大切ですが、私にとっては食べ物との組み合わせが重要です。ワインのおかげでおいしい物がもっとおいしくなったときが最高に幸せです。
そして、このロゼワイン「霜」。生ハム、オリーブというワインのつまみ王道でいただきましたが、期待通りお互いに高め合うような響き合いをしてくれました。

98WINEsホームページを見て
98WINEsのホームページを見ると、いろいろ解説がありました。
まず目に飛び込んできたのはラベルのこと。
今年のラベルは人物をイメージしたイラストとなっています。 白とロゼにそれぞれ男性と女性が描かれていて、白とロゼを向かい合わせた時に乾杯できるラベルです。
98WINEsHPより
なるほど、おしゃれです。しかも白とロゼのラベルで乾杯だなんて!
ワインのラベルってかなりこだわっているワイナリーが多いと思います。シンプルなものもありますが一度見たら忘れられないという方が、やはり得だと思います。
そして、解説は次のように続きます。
「霜(SOU)」は毎日の食卓で楽しんで頂けるラインナップとして造っています。 ロゼワインは「甲州」と「マスカットベーリーA」を混醸した言わば”山梨ブレンド”ともいえるワイン。 ロゼって甘いんじゃないの? と言われることが多いですが、辛口のロゼワインは食事を選ばずどんな食事とも相性の良い最高の食中酒。 今年のロゼはチャーミングな果実味にあふれたワインとなりました。 辛口ながらフレッシュなイチゴやラズベリーを思わせる味わいが口いっぱいに広がります。 常々、ベーリーAの良さをもっと知って頂きたいと考えている私たちにとって、このワインはその魅力を最大限に引き出せたのではないかと思っています。 2021年ヴィンテージは生育期の4~6月は雨も少なく順調な生育となりました。 7月から8月にかけては雨の多い時期はありましたが、沢山雨が降った後はからっと晴れたり、といった天候が多かったため、収穫期も良い状態でぶどうを収穫することができました。 私たちはロゼをもっともっと普段のお食事と楽しんで頂きたくて、霜シリーズではあえて赤はつくらずに白とロゼのみとなります。 98WINEsでは「甲州」と「マスカットベーリーA」の2品種に特化したワイナリーです。 それは、この場所に一番合う品種だから。 化学農薬を使用せず、ブドウ本来のもつ個性や味わいを最大限引き出すためには、「そのブドウがその土地に合っている」事がとても大事だと考えています。 雨の多い日本という場所で美味しいワインを造りたい。 この土地だからこそできるワインを飲んで頂きたい。 甲州に特化しているからこそできるそれぞれのワインの味わいの多様さをぜひ楽しんでください。 酸化防止剤は使用しておりません。 夏季は常温での保存は避けて頂き20度以下の場所での保管をお願い致します。
98WINEsHPより
やはり辛口ロゼを主張していました。私の感想とHPに書いてあることがかなり一致してうれしいです。
日本産のワイン
日本のワインがずいぶんレベルアップしてきているといいます。山梨にもたくさんのワイナリーができているようです。くださった方がどうやってこのワイナリーに出合ったのかまだ聞いていないのですが、一期一会なんていう言葉が頭にうかびました。
日本産のワインを名乗るには、日本産の葡萄100%使って日本で製造していると決められているそうです。ワイン=フランスという固定観念は捨てて、どこで作られていてもおいしいワインはおいしいと感じたいです。
山梨県勝沼に「ぶどうの丘」というホテルがあって、山梨産ワインを中心にたくさんのワインを試飲できる地下カーヴがあります。一度だけ行ったことがあるのですが、また行きたいな!
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