長い間電気炊飯器を使ってきました。しかし、炊飯器を卒業して土鍋でご飯を炊こうと思い立ちました。時間に余裕をもって土鍋でご飯を炊き、毎日の生活を楽しみたいと考えたのです。
どんな土鍋にするか悩みに悩みましたが、結果、「ベストポット」に決定し、使い始めました。
この記事は、土鍋を選ぶ際に、どんな土鍋を候補にし、どうしてベストポットに決定したかをお知らせする報告書です。
ベストポットの仕様などもっと詳しく書いた記事はこちら ⇒ ベストポットでおいしいご飯を! もっと詳しく! | おいしいものいっぱい (pekepekeblog.com)
炊飯鍋をベストポットに決めるまで
ずっと以前から、ご飯は土鍋で炊いた方がおいしいと聞いていました。しかし、なんだか大変そうだと感じて、踏み切れずにいました。
電気炊飯器には長い間お世話になってきましたが生活に変化もあったので、思い切って土鍋でご飯を炊く生活をスタートさせることにしたのです。
漠然と「土鍋」と思ったのですが、調べてみると世の中には非常に多くの土鍋がありました。
それぞれに特徴があり長所短所もあるようなので、調べてみるしかありません。
土鍋の選択
ご飯が炊ける鍋の種類は数多く、主たる材質だけでも6種類。
土鍋
ホーロー鍋
鉄鍋
アルミ鍋
ステンレス鍋
セラミック
他にも圧力鍋や羽釜…。一つ一つ確かめていったら大変なことになりそうです。
私は「土鍋を使いたい」から出発したので、まず焼き物であることは第一条件としました。
それでも値段も性能もいろいろで、チェックしきれないくらい多くの土鍋が出てきました。
次の条件として火加減が楽なことを中心にして少しずつ絞り込んでいきました。
火加減については、「沸騰してから弱火にして何分」というものと沸騰したら火を止めてそのままというものがありました。沸騰したら火を止める方が失敗が少ない感じがしますね。
迷いに迷った結果、候補として残ったのが「ベストポット」と「かまどさん」という土鍋でした。
<ベストポットの魅力>シンプルに鍋と蓋だけの商品であること。
ご飯以外の料理、特に無水料理などもできること。
<ベストポットの不安>吹きこぼれる心配があること。値段が高いこと。
安い土鍋は2000円くらいからあります。それに比べて20,000から30,000円、これはかなり高いです。
<かまどさんの魅力>私の「土鍋」のイメージにぴったりのフォルムです。この「イメージ」って結構重要でして…。
ちなみにベストポットは、土鍋というにはスタイリッシュすぎる感じがします。
そして、ベストポットと比べると安いです。10,000円ちょっと。決して安くはありませんが、ベストポットよりはかなりリーズナブルです。
<かまどさんの不安>蓋と中蓋の両方があること。つまり、洗うのに手間がかかります。重さがあるだけに気になります。
それから、かまどさんを調べても、ベストポットのように無水料理などの炊飯以外の使い方例は見つからないところがちょっと残念。
炊けたご飯の味については比べることができないので、得られた情報の中で決断するしかありません。
結局ベストポットに決定しました。他の料理への可能性が広いことが決め手となりました。
電気炊飯器から卒業することにした理由
電気炊飯器にはずいぶんお世話になりました。タイマーがあるので、朝ご飯に合わせて炊き上がるようにセットしておくなどとっても便利に使ってきました。
フルタイムで仕事をしていたので、電気炊飯器を使わない選択は考えられませんでした。朝起きたときにはご飯が炊けている便利さは捨てがたい!
でも、いよいよ土鍋に変更しようと思った理由をまとめると、以下の3点です。
<その1>仕事を辞めて時間に余裕も出てきたので、憧れの土鍋ご飯に移行しよう!
<その2>最近電気炊飯器の細かい部分の汚れが気になっていた。複雑な形をしているところにご飯のかすのようなものがついて取れなくなっていた。結構一生懸命に洗うっても、長年の汚れの除去は難しい。
<その3>電気炊飯器のタイマーは毎日のように使っていたが、保温機能については使ったことなかった。炊き込みご飯などの炊き分け機能も、使ったのは買った時だけ。つまり、複雑な機能は必要ないと判断した。
そして、なによりも土鍋で炊くご飯がとてもおいしいらしいと聞くので、仕事を辞めて時間ができたことをきっかけに土鍋ご飯の生活に変えてみようと思ったのです。
ベストポットの色選び
ベストポットはカラーバリエーションが豊富です。ピンクやピスタチオグリーンなんていうかわいい色もあります。
どっしりとした昔ながらの土鍋への憧れがスタートだった私は、かわいい色に迷わされることはありませんでした。
それでも、台所が明るくなりそうな白には、ちょっと心が動きました。
ここでもしばし迷って、結局吹きこぼれ等の汚れも目立ちにくいであろう黒に決定しました。
2合炊きと3合炊きもどちらにするかと思ったのですが、我が家は基本、二人での生活なので2合炊きで十分と考え、20㎝のベストポットにしました。最大炊飯量は3合です。
いざ申し込み!で、びっくり!!ブラックは商品到着まで1ヶ月待ちと書いてあったのです。
まあ、急ぐこともないと1ヶ月待ちを覚悟して注文しました。
なのに、2日後には配送のお知らせメールが来て、その翌日には配達されてくるという、うれしいけれどもよく分からない感じでベストポットは我が家の鍋の一員となりました。
ベストポットをベストポットを使ってみる。

まずは目止め
早速ご飯を炊こうと思ったのですが、説明書にまずはおかゆを作って土鍋の目止めをすると書いてあったのでおかゆを作りました。土鍋の使い始めには必ずやらなくてはいけない作業のようです。
0.5合の米に350ccの水を入れて30分置いておきます。
そして火にかけて12分ほど。蓋の間からぶくぶくと吹き出てきたところで火をストップ。そのまま余熱で20分。おかゆの出来上がりです。
今まで米からおかゆを作ることなんてありませんでした。おいしくおかゆをいただき、鍋の目止めもできました。
いよいよ炊飯
そして、翌日にご飯を炊きました。
お米を研いで20分ざるに置きます。
これは、後から入れる水の分量に誤差が出ないようにということなのでしょうか。でも、今ひとつ理由が分かりません。
(ざるに上げておくと米が割れてしまうから乾いてしまわないように5分程度でという説明をしているサイトもありました。)
給水に30分ほど必要なのは電気炊飯器と変わりません。
これは、米が吸水して芯のないご飯にするためだということは納得です。
最近の電気炊飯器は、スイッチを入れた後にこの吸水時間も考慮して加熱を始めてくれるわけですから楽なことは間違いありません。
お米と水が入ったベストポットをガスにかけます。
10分ほどで(2合の場合)蓋の周りからプクプク泡が出てくるので、そうしたらもう火を止めてしまいます。
ベストポットの弱点は、吹きこぼれ。タイマーを8分でかけておいて、あとの2分ほどはドキドキしながら泡が出てくるのを見つめていました。
泡が出てきた途端にあわてて火を消します。
火にかけている時間は、電気炊飯器よりかなり短いです。
そのまま20分余熱でご飯を炊き上げてくれるそうです。
思ったよりも簡単に土鍋でご飯を炊くことができました。
ご飯が炊けた!


こんなに「土鍋で炊いたご飯を!」なんて書いていますが、実は私、ご飯のおいしさが分かる方ではありません。
高くておいしいと言われる米に変えても「おいしいかなぁ,おいしい気がする…。」となってしまいます。
そして、土鍋で炊いたご飯ですが、やはり残念ながら私には「おいしさに感激しました!」とはなりませんでした。「ちょっと甘く感じるかもしれない…。」という程度。
ただ、ご飯一粒一粒がしっかりとしていて、食感が違うことは分かりました。もしかしたら、これが「お米が立っている。」という状態なのかもしれません。
鍋の構造が複雑な形をしているわけではないので、洗いにくいということがないのは期待通りでした。
とりあえず、電気炊飯器は戸棚の奥にしまって、この土鍋と仲よくしていきます。ご飯以外の料理に挑戦するのはもう少し後にして、土鍋でのご飯の炊き方に慣れていきたいです。
白米もいいけれど、発芽米を少し入れて炊いてみました
かなり以前に玄米を食べたくて、でも炊くのは面倒だから発芽米を混ぜていたことがあります。
発芽玄米だと普通のお米と同じように炊けて、食物繊維が豊富。今盛んに話題になっている糖質の吸収も発芽玄米の方が白米より低いということです。
ベストポットでご飯を炊くようになって、発芽玄米のことを思い出しました。

とりあえず半分くらい入れて炊いてみたら、色はもちろん少し黄色くなりますが、味はそれほど差がありませんでした。ちょっと独特の香りがするかなという感じです。
だったら健康のことも考えて、時々発芽米入りもいいかなと思っています。
このベストポット、ご飯を炊くだけでなくいろいろに挑戦する価値はありそうです。使い方や特性など、もっと掘り下げると面白そうなので研究してみようと思っています。
ラタトゥイユを作った記事はこちら ⇒ 投稿を編集 “【ベストポット】で無水調理 ラタトゥイユを作ってみました” ‹ おいしいものいっぱい — WordPress (pekepekeblog.com)
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